こんな小さな取り組みを日経新聞で取り上げる価値があるのですか?
という私の問いに、
「本質をついていれば、取り上げる価値はあります」と
記者は答えてくれました。
ビジネスを「売上」というモノサシで見ると
私たちの取り組みは、とるに足らないものです。
しかし、「なんのために働くのか」という視点で見ると
ナリワイをはじめた女性たちの生き生きとした姿に
答えが見えるのだと思います。
みんなもっと自由に、誇り高く、クリエイティブに生きたいのです。
稼ぎが少ないため、肩身が狭い思いをしている人はたくさんいます。
お金は大事ですが、人の価値を測るモノサシではありません。
ガッツリ稼ぐことも大事で
どちらも選べる地域であるといい。
小さなビジネスでも、好きなこと、誰かの役立つことで
生き生きと働く母の姿を見た子どもたちは、
地域に、さまざまな働き方や仕事があることを知るでしょう。
また、売上の大小にかかわらず、起業することは
地域を見つめ直すきっかけになります。
商売をするには、困りごと(課題)を見つけ、他とかかわり、
自ら発信しなければならないからです。
人口減少局面に入り、人口増の時に作られた社会の仕組みを
作り直す今、多くの人の社会参画が求められています。
“フツーの人”が一歩踏み出す仕組みとして、
小さな起業は非常に有効と考えています。
鶴岡ナリワイプロジェクトは、小さな取り組みで、
トヨタ財団様、鶴岡市様はじめ、
沢山の方々の応援で、今日まで続いてまいりました。
この場を借りまして、心から感謝を申し上げます。
今後とも、あたたかく、見守っていただきますようお願い致します。
鶴岡ナリワイプロジェクト リーダー井東敬子
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