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<ナリワイ女性インタビュー>No.2 福井今日子さん(後編)

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ナリワイ女性インタビュー第2回目後編では、家庭・ナリワイ・その他の仕事の位置づけなどについて「針しごと〜ちくちくらぶ」の福井今日子さんにさらにお話をお聞きしました!(前編はこちら

これから先どうしていきたいか

「どの程度できるかわからいけれど、自分の作りたいものを作り続けていきたいと思います。私に依頼されるのは、売ってない一点ものだったりするので、お客さんに言われたものを忠実に作るようにしたい。アフターフォローもきちんとし、頼まれた方との繋がりも大切にしていきたい。」福井さんはいいます。

「量産すればするほど、雑になってしまうと思うので、一つずつ丁寧にこなしていきたいですね。量を沢山というより、一つ一つを大切にしたいというのが想いです。時間かけたらかけただけ丁寧なものができますから。」

子どもとの接点を大切にしたい

実は最初針仕事は、仕事で書類を見たくない、仕事したくないときの逃げだったという福井さん。趣味的なことを残しておいて「ナリワイ」としてできたらいいと考えています。

作っていくなかで子どもの影響力が大きかったと振り返ります。生き物が好きな子たちだったのですが、子どもたちの好みに合うものが売ってなかたので、それなら作ってあげようと、子どもの欲しがるものを作ってきました。また、子どもが描いた絵をもとに刺繍を施しました。それをバッグにしたのがこれです。

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子どもが、お絵描き帳にクレヨンで遊んで描いたヘビやカバや鳥や木なのですよ。子どもの描いた絵を持ち物に作りかえるのと、一点ものオリジナルになります。子どもの描いた絵は独特でいいですから。今は子どもに絵を描かせてアイロンで貼るのもあるけど、刺繍も味があっていいと思います。大切なのは、子どもとの接点を持ち続けることかなと。

絵からカエル

起業してつけた屋号は「針しごと〜ちくちくらぶ〜」です。針しごとによって子どもとお母さんを繋げたいという意味もこめています。女性が誰かのために何かを作るのは、きっと「子どものため」が一番初めなんじゃないかと思うのです。普段針しごとをしないお母さんでも入園入学グッズを作ることがきっかけとなり、子どもとお母さんの接点を残したいなあと思っています。使う側も、買い与えた物よりお母さんが作ってくれた物に愛着を感じて使ってくれると思います。

ナリワイづくり工房 (30)
これから「ナリワイ」をはじめようと思う人たちへのアドバイス

「ナリワイ」で何をやりたいか。切り口はどこにでもあるのです。そんなこと皆やっているからできないと思わないで。それを仕事にするか、しないかは他人(ひと)の考えです。針しごとも皆がやってることです。料理が好きだったら、レシピを売るだけでもいいと思います。考え方次第で仕事になる人もいるのです。凄い腕を持つ人がいても、それを単なる自己満足で終わらせるか、仕事にしてみるかの違いです。自分のできることでアピールしたい気持ちが少しでもあれば、「これ見てくれる?」という気持ちで始めるのもいいと思います。

 

そして、「こんなことやってもだめかも」と思わないで、続けてみること。アドバイスをくれる人は周りにいないようで実はいます。そういう意見に対し、周りの声に耳を向けるのが必要かなと思います。シャットアウトとしてしまうと何も入ってこないですから。

これから先、どういうふうに自分は仕事をしていくか

今の働き方で一番いいのは、自分の時間を組み合わせられるのがいいです。この時間はどうしてもあけておきたいと思うので、私は企業人にはなれないです。自由に時間を組み合わせられないと、苦しくなってしまいます。私はこの働き方を覚えたので、一般就職は無理だと思っています。「あなた一体、何屋さん?」と思われていますが、自分のやりたいことは、そう収入がなくても続けられます。やはりやりたいことを続けていきたいですね。

福井さんは現在NPOの仕事が8〜9割。空いている時間で「ちくちくらぶ」、他の事務局の仕事など、複数の仕事をこなしています。今後は仕事の比率をどうするか考えていかないと、と福井さんはいいます。

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「ナリワイ」に対して思うことは

世の中の人にとって、「できる仕事」と「やりたい仕事」は違うと思うのです。本当はやりたい仕事をして暮らしていきたいと思う人も少なくありません。好きなことでわずかでも収入が得られるのはいいことだと思います。普段の仕事とはまるで違います。自分の好きなことを暮らしの中に取り入れて、それでお金のやりとりがあってもいいんじゃないかなと思います。企業人だと定年で仕事がなくなってしまいます。でもこの仕組みなら、自分のスキルをあげながら、モチベーションを保って仕事を続けていけるのではないでしょうか。年をとっても「これだけはやれるよと」言えるようになりたい。手持ち無沙汰なお年寄りにはなりたくないなぁと思っています。

今の自分は、趣味の範疇から一歩進んだところで続けられたらいいなと考えています。それまで、どの程度お金に結びつけられていくかわからないのですが、先ずやっていければいいなと思っています。自分は子どもたちと一緒に楽しんで作ってきた、それが功を奏しているのかなと感じています。

専業主婦をしてきた女性が何で仕事を始めようと思っている人は沢山いると思うのですが、福井さんのお話を伺い、何かを始めようと思っている人たちへの考え方の参考になればと思いました。穏やかに話す福井さんの奥には、子どもへの愛情あふれる優しいお母さんがいました。

(写真•文 俵谷敦子)


 

福井今日子

針しごと~ちくちくらぶ~
鶴岡市生まれ。
40代。
家族 夫、子(中学生と小学生)、夫の両親
職業:NPO法人 公益のふるさと創り鶴岡 事務局スタッフ
針しごと~ちくちくらぶ~ https://www.facebook.com/nariwai.tsuruoka.tikutiku


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