2019年6月1日(土)。
2019年になって既に6ヶ月目、そして新元号の令和になって1ヶ月がたったこの日、第3回目のナリワイ起業講座・春が開催されました。
第3回目はこれまでとちょっと毛色が異なり、外部講師をお招きして企画や広報について勉強するというのは、事前に聞いていた話……
……という私の不安を表すかの如く今にも泣きだしそうな空……ということは全くなく、今回もまたピーカン天気。
うわーい、照り返しで駐車場のラインがうまく見えなくて駐車しづらいよ~!(※運転が下手なだけ)
第3回目のレポートに入る前に、前回までのあらすじが気になる方はこちらからドウゾ。
くろもじ。黒文字?クロモジ!!!
会場である鶴岡市大山の「花蓮」に到着すると、いつものメンバーの他に見慣れぬ方が……
※見知らぬ人ではなく今日の外部講師の方です。
ご挨拶をしてなおドキマギしていると、代表の井東さんが「クロモジ!」と言いました。
……なんて私が思っていたら、受講生でアロマ関連にも詳しいTさんが「あ、クロモジ!いいですね~」と発言。
……おや、人の名前ではないっぽい? そう思って見た井東さんの手には、なにやらもっさりとした葉っぱのかたまりが。
人の名前じゃなくて、植物の名前でした|д゚)←
ちなみにクロモジとは……
クスノキ科の落葉低木。山地に生える。葉は長楕円形。雌雄異株。早春、黄色の小花を多数散形花序につけ、のち黒熟する小液果を結ぶ。樹皮に黒斑がある。香気があるので、香油を採り、また楊枝ようじなどを作る。
「香気がある」と書かれている通り、クロモジは日本製のハーブにあたるもの。「煮だしてクロモジ茶を作ろう!」ということで、井東さんが庭から摘んできたそうです。
煮だすために葉っぱをちぎっていたところ、「クロモジの葉っぱをちぎって揉んで鼻の穴に突っ込むと、脳につきささる香りがするよ(※翻訳:すっきりするよ)」と言われました。
そういわれたら、やるっきゃないでしょう。
小さくちぎって、揉んで、鼻の穴に突っ込んでみました。※写真厳禁
※自然の物なのでそこまで強烈ではありません
確かにスッとする香りで、夏の暑苦しい時に嗅いだらリフレッシュできそう。ちなみにクロモジの花言葉は、「控えめで誠実」なんだって! まるで私のことみたい。
この後煮出し……
クロモジ茶、はいりました~。
煮だした後もスッとする香りは変わらず、淡いミントティーのような味。でもミントティーほど強い味ではないので、砂糖なしで何杯もおかわりできます。暑くなったら冷やしてもいいかも(*’▽’)
さて、クロモジ茶もはいったところで、第3回目の講座開始です。
※ちなみに会場到着~クロモジ茶~講座開始までは正味10分くらい。
知ってたつもりで目からウロコ! 企画&広報のコツ!
「外部講師外部講師」と繰り返しておりましたが、今回の外部講師は、自然体験や環境教育、環境学習を行う株式会社リードクライム代表取締役の西直人さん。
西さんから企画や広報のコツを学ぶのですが……まずは西さんの経歴から。
鹿児島県出身で現在は鶴岡在住という西さんは、これまでに北海道のホテルのアウトドア事業を立ち上げたり、企画会社に所属もしくはフリーランスとして様々なイベントの企画・プロデュースを担当したり、NPOや行政や市民参加型事業の支援をしたり、大学で先生をしていたりと非常にマルチなお方。
企画を立てる時に特に大事にしなければいけないキモや、立てた企画の情報発信をするのに大切なことが、これまでの西さんの経験や他社の事例を交えながらガンガン飛んできます。
しかも、前回の宿題だった「自分の企画をブラッシュアップ」したシートが西さんの手に渡っており、講義中にちょいちょい事例として挙げられます。自分のものがふと読み上げられた時には、「ひい、ごめんなさい!」という気になったりならなかったり……
「10年前と比べて、1人の人が受け取る情報量は1500倍とも言われている」と西さんは言いますが……こ、この講座の情報量もとんでもないですぞ!!
企画を立てて実行するには「私、これやりたいから~」とか「世の中に貢献したいから!!」だけではダメで(熱量はもちろん大事ですが)、誰に対してどのような内容で、またどうやって伝達するかなどなどの冷静な分析と戦略が必要だけれど、じゃあそれをどうやって考えて組み立てて行ったら良いか……ということがすごくわかりやすく説明されました。
他社の成功事例で「へー、あのお店ってこんな考えがあったんだ~」と感心したり、逆に残念だった事例として挙げられた、西さんが過去に関わった企画で「作り上げた世界観を行政がぶっ壊しに来た話」を聞いて爆笑したり(※気になる人は次回のナリワイ起業講座に申し込んでみるといいと思うよ!(*’▽’))。
はたまた「最近の鶴岡の週末イベントはマルシェとカフェばっかり」という軽やかな鶴岡disかと思えば「自分の企画にライバルが多い場合、そこから一つ抜き出るためにはどうしたらいいか」というコツや考え方の伝授もあったりと、あっという間の3時間。
時に差し込まれるワークでは、自分の企画について改めて考え、他の受講生と話しあうこととなり、大量のインプットだけではなくアウトプットも必要な脳みそフル回転の第3回目でした。
ちなみに、これまた他社の企画例で出た「20代女子が部屋に置いておいても恥ずかしくない」がデザインコンセプトになったというお菓子から拡がって、「部屋に置いていて見られたら恥ずかしい食べ物」の話題になりました。
「カップラーメン?」「しかも特盛1.5倍とかね!」「あとはおつまみ系? あたりめとか……」
ん? あたりめ?
あ、かばんの中に持ってた。
※差し入れに仲間入り。たまに食べると壮絶においしい。
早いもので、ワークショップ形式のナリワイ講座は次回が最後! 次は3週間後の開催で、今回の宿題は「自分の企画をさらにさらに練って練って練りまくれ」というもの。
今日習ったことをプラスして、次回までに自分の企画を練って練って練りまくっていい具合に発酵するくらいまでにもっていけたらいいな!(※良い意味で)と思った第3回講座でした。
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