Article

<ナリワイインタビュー>no.26 伊藤和美さん 前編

鶴岡ナリワイプロジェクトの前身のナリワイづくり工房に参加していた伊藤和美さん。仕事場所の一つでもあるNPO法人 明日のたねの事務所でお話をお聞きしました。

イベントや人が集まって何かをしよう!と言う場にとても慣れている和美さんは、参加者同士の集まりの時には、最初に雰囲気を明るくさせるキャラクターの持ち主です。

現在は、行政の事務の仕事を半分しながら、NPO法人明日のたねの代表をして、子育て支援事業に取り組んでいます。ナリワイづくり工房は、自分のやりたいこと、得意なことと、地域にいいことを掛け合わせた仕事づくりを「部活」のノリではじめてみよう!と言う方法だったので、和美さんは子どもたちの学びと成長を、遊びの中から自分たちで見つけてもらうような場づくりができないかと、仲間3名で「あそぶ・まね部」と言う名前で取り組みました。
部長として立候補したものの、並行してやっているフルタイムの事務仕事が忙しくなってしまい、月一回の集まりにはなかなか来られませんでした。しかしながら、中間発表会のワークショップの場などでは子どもたちの集まる人気のコーナーを出店したりと、参加者同士の刺激になるような実力を見せてくださいました。
DSC_5421

そんな和美さんが、どうしてナリワイプロジェクトに関わって取り組みをしたいと思ったのかを掘り下げてみました。

就職とかけもち

高校を卒業してすぐに務めたのが酒類卸の営業事務。実家が床屋さんだったこともあってか、知らない人ともすぐに打ち解け、人と関わることが好きで、愉しみながら仕事ができていたと言います。和美さんはやると決めるととことん追求するタイプ。お酒の知識はこれでもかと言うほど勉強したし、酒屋さんや居酒屋の仕事を手伝いするなど、自分に合っているし必要とされる仕事環境で面白かったそうです。

「今、考えると、営業事務の仕事がメインだけど、お酒の知識や人に関わることも一緒にできていたから、得意を活かして人と関わって、複数の仕事をやるというナリワイの考え方が、スンナリ入ってきたのかもしれません。」

やりたいことに正直な20代

「お酒の問屋さんには3年勤めましたが、実家が自営業で床屋だったから思い切って専門学校にいくことにしました。なんとなく自分で仕事がしたい、起業したいっていう思いがあったような気がします。」
郡山の理容師の専門学校で免許を取得した和美さん。「私は髪を切るよりも、ヘッドマッサージとかシャンプーが得意で、床屋さんでアルバイトしていた時も髪を切るよりもマッサージやシャンプーを任されることが多かったんです。」と笑います。マッサージをする中で、お客さんが癒されているのがとてもうれしかったと言います。

DSC_5400

その頃自身の体にも変化があり、重い生理痛に悩まされたのがきっかけで、錠剤の痛みどめではなく、自然の力でよくできないか、と考えるようになりました。そこで和美さんはアロマやハーブの知識を学ぶため、自然療法を広めているNPO法人が開催している講座に通うため、月曜から金曜は東京で勉強、土・日は余目に戻り床屋でアルバイトと言う2重生活を送っていました。
資格を取得したのち、和美さんは結婚し、おつれあいの実家で暮らします。やりたいことがたくさんある中で、商工会に入り、若者のための創業塾や、お祭りの実行委員など精力的に地域と関わって活動していました。その様子を見ていた商工会の方から和美さんは「店、やってみねか。」と声をかけられます。以前から商売をやりたい!と思っていたこともあり開業を決意します。その時31歳。第一子がお腹にいるときの創業でした。

はじめての創業と悩み

eb5943c8

余目のショッピングモール アピア の空きスペースに入り、「ハーブギャラリー あまるめ店」をオープン。ハーブを取り扱うブランドの“生活の木”の商品や、耳つぼダイエットなど、これまで学んできた知識、自然の恵みの力でもっと心地よく楽にいい暮らしは作れるよ、と提案。来た人が周辺ではここでしか買えない物を手に入れられるお店づくりをしていました。バリバリ働く中で、2人目もでき、めいいっぱい和美さんは頑張っていましたが、当時は、自然療法と言う言葉も一般的ではなく、子育て、店番、仕入れなどを一人でこなしていく中でなかなか儲けを出していくことは厳しく、開業から4年で閉店することになります。

残ったのは大きな借金。和美さんはなんとかしなくては、自分の力不足だったのか、と悩む日々が過ぎ、家族で実家を出て再出発しましたが、家からはほとんど出ないような、半分引きこもりのような生活を半年ほど過ごしました。

後編に続く


伊藤和美さん
庄内町生まれ・庄内町在住。
旦那さんの実家で義祖母、義父母、旦那さん、子ども2人の7人暮らし。

特定非営利活動法人 明日のたね
https://www.facebook.com/asobu.manebu.tane

子育て支援サイトTOMONI
http://shonai-tomoni.jp/

 


お名前 (必須)

メールアドレス (必須)

お問合せ内容
講座のお申込み講演・視察に関するお問合せその他感想・応援等

お申込みの講座名 ※講座のお申込みを選択した方のみ

ご希望の日時 ※講座のお申込みを選択した方のみ

▶講座のスケジュールはこちらから

自由記入欄