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<ナリワイ女性インタビュー>no.12 田林由美さん後編

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ナリワイ女性インタビュー第12回目、2014年に「Salon de ROSA」を立ち上げた田林由美さんの後篇です。

母からの後押しで開いたサロン

「自分の肌にトラブルが出てきて、長年使ってきた化粧品がダメかもしれないと思っていたある日、化粧品会社の方に体験してみませんかと路上で声をかけられたんです。それを使い出してから、3ヶ月間お試しでフェイシャルの勉強をしながら仕事をしてみませんかと勧められ、そこで化粧品の提供と一緒にボディケアも提供してみました。」

「ボディケアの仕事をやってみて、自分でもサロンをやりたいと思ったんですけど、実家の親には、『そんなのやったって無理だよ』と否定されそうで言えませんでした。ところが、化粧品会社でお試しのサロンをやっていた時に、こういうことをやっていてと話したら、母の方から『自分が具合が悪くなった時に近くにいてくれると安心するから実家を使ってサロンをやってくれたら嬉しい』って言われました。それでやろうかなと思ったんです。」

サロンをやろうと決めて1ヶ月後の2014年1月末、由美さんは実家に「Salon de ROSA」をオープンさせました。

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「Salon de ROSA」店内

 サロンを始めてからの広がり

「オープンと言っても誰に宣伝するわけでもなく、広告を出すわけでもなくひっそりと始めました。お客さんがそれほど来るわけでもなかったのでどうしようか、と考えていた時に友人からフェイスブックを勧められました」

フェイスブックで見かけた勉強会に参加したり、他の人と組んでボディケアを提供するようになった由美さん。施術をしていくうちに、リンパのことをもっと勉強したいと考えるようになりました。そこで、出会ったのが沖縄のアロマプレッシャーが提供するモダンリンパレナージュ。これだ、と感じた由美さんは2014年9月に沖縄に行き、資格を取得。「Salon de ROSA」は山形で初めてのモダンリンパレナージュを提供するサロンとなりました。
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アロマプレッシャーの講習を受ける由美さん

「サロンは沢山あるじゃないですか。施術によってお金を頂くわけだから、生半可な気持ちではいけない。それなりのものを提供したい。自分ができるだけのことをやりたいと思うから勉強する。モダンリンパレナージュはそれだけの価値があると思ってやっているので自分の自信に繋がっています」

子どもが小さい時だったら絶対出来なかった。今は、仕事をしていて帰りが遅くなったりするけれど、子どもたちと主人の協力がありサロンをすることができる。これが10年前だったら自分がサロンを経営する余裕はなかったと思うと由美さんは言います。

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ナリワイとの出会い

「ナリワイプロジェクトは、2015年の春、フェイスブックで募集を見て、何か面白そうだなと思い参加しました。色んな人と出会い、色んな刺激を受けて考え方の幅が広がりました。違う人たちがいっぱいいて面白い1年でした。ナリワイプロジェクトに入ったらセラピストの方がいっぱいいて、『セラピスト』で何かできるかなと考えたのが『ナリワイセラピスト部』。セラピスト部を作って福祉施設でセラピーを出来ればと考えましたが介護保険適応の時間にビジネスをするのは難しく、うまくいきませんでした。ボランディアでやっているグループもあるので、有償は難しいというのを学んだ1年でした」
そのナリワイプロジェクトの試行錯誤の中で、グループとしての活動だけではなく「自分にできる社会にとっていいこと」を考え始めた由美さんは、人に教えることをナリワイにしたらどうだろうと考え、フットセラピー教室を始めました。

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「最初は自分できるフットセラピー教室を開催しましたが中高年の参加者が多く、もっと多くの人に広めたいと考えました。自分は息子のためにやってあげたかった。だから、子どもの足をケアできるお母さんのためのフットセラピー教室を開催してみました。参加されたお母さんたちには、『家で家族や子どもをケアできる』と喜んでもらえています。私にとって、フットセラピー教室はお金を稼ぐという感覚でやっているのではなく、社会に貢献したいという気持ちでやっていて、これは定期的に続けていこうと考えています。その時間を費やしてサロンでお客さんをケアした方がお金にはなります。でも、『社会にとっていいこと=ナリワイ』に関わることで社会貢献に繋がり、鶴岡の町の人々の役に立てるなら、これを続けていきたい。子どもにフットセラピーすることによって、情緒が安定してくるなどの良さもあるので、それをお母さんたちに伝え、子育てにプラスになればと思います」と由美さん。

40歳を過ぎた頃から社会に何か貢献したいという気持ちがあった。でも何をしたらいいのか分からない状態だった時に出会ったのがフットセラピーだったと由美さんは振り返ります。お金を頂いてサロンを経営していくことは自分の収入源として必要。でもそれとは別に、この先ライフワークとして、フットセラピーで世の中に還元していこうと考えられるようになった。「ナリワイプロジェクトでは、普通に仕事をしていたら会えなかったような人たちに出逢うことができ、チャレンジの場を与えて頂きました。失敗してもいいんだよって言ってくれる人がいるとやってみようかなって思うじゃないですか。やっぱり失敗したら嫌だと思って、なかなかチャレンジできないですよね」とナリワイでの挑戦を振り返ります。

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ナリワイプロジェクト中間報告会で発表をする由美さん

今後の展望

今年の2月にもう一度、沖縄に勉強に行きました。お金を頂いているからには最高のものを提供しなければならないなと考えていて、そこは妥協しないと決めています。フットセラピー教室に関しては定期的に続けていきたいし、婦人会や町内会、子育てサークルなど色んな所でできればいいかなと考えています。

ナリワイをしてみたい方へのメッセージ

まずはチャレンジしてもらいたい。自分が何をできるのかというのを試行錯誤して欲しい。やってみて、失敗して、またチャレンジ。この1年、その繰り返しでした。でも人生においてもそうですが、無駄なことは一つもない。失敗してもそこで学ぶことはいっぱいあって、だから私も人生において色んなことをやってみたけれど、それが今、自分の中では実になっています。ナリワイに関しても、やってみて失敗して凹んでもまたチャレンジすれば、自分の実になると思います。やらなかったら何も生まれてこない、ただ考えているだけでは何も生まれてこない、まずはやってみて欲しいです。

インタビューを終えて

由美さんとナリワイプロジェクトでご一緒する中で、とても勉強家な方だと感じていました。実際、インタビューでお話を伺う中でもその向上心の高さ、お客様に対しての真摯さがとてもにじみ出ていて私自身には足りてないことだらけなのですごい方だと感じていました。鶴岡ナリワイプロジェクトでは失敗をしてもいいと言ってもらえるからこそチャレンジできたと振り返る由美さんに、自分自身失敗を恐れず、もっと飛び込んでチャレンジしようと勇気を頂きました。(ライター:はしもと蕗)


田林由美さん
鶴岡市みどり町出身 40代 ご主人、長男、三男の4人暮らし
ボディケアサロン「Salon de ROSA」経営、お母さんのためのフットセラピー教室開催


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