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<ナリワイ女性インタビュー>No.1 諏訪部夕子さん

ナリワイ女性インタビュー第1回目は、ちょうど一年前にリラクゼーションサロン「Coco you」を開業したのと同じ頃に、布ナプキンの開発•販売の「ナリワイ」を始めたという諏訪部夕子さんにお話を伺いました。

なぜ布ナプキンを?

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布ナプキンと聞くと一般の人にはあまり馴染みがないのですが、健康で悩んでいる人たち、環境重視の自然派志向の人たちには関心があり、今は色々なものが売られています。普通の紙ナプキンより少し高価なためハードルが高いと思われているようですが、実際に使ってみると、素肌に優しく温かく、生理痛の辛い人が軽減したという話もあります。ネガティブに思いがちな月経を「布ナプキン」を作り、使うことによってあらためて向き合うことができるその良さを、皆さんに広めたいと思ったそうです。

小学校の保健体育のとき以外生理の話は聞かないので、生理にまつわる話は殆どする機会はありません。でもこの布ナプキンを作るときに、あらためて生理について話し合う機会ができるのです。初潮を迎える前のお嬢さんと一緒に布ナプキン作りに参加される親子もいらっしゃるとか。

諏訪部さんは実はこの「ナリワイ」を始めようとしていた頃、女性の中に宿るバイオリズムと月の満ち欠けのリズムに注目していました。「人間も自然のものです。自然の周期にそえず疲れすぎている人が多い現在社会。そういう人たちが生理不順になるし、そういう人たちは聞く耳をもたないことが多いのです。もうちょっと自然のリズムに入れてあげることで自分を楽にすることができると思うのです。それを伝えたいのです。」そう諏訪部さんはいいます。

実際に「ナリワイ」を始めてみて

諏訪部さんは、実際にこの「ナリワイ」を始めるために、ルナリズムスタッフ、またナリワイ一期生メンバーとともに、昨年一年間かけて試行錯誤して布ナプキンの開発、販売を行ってきました。ようやく今、完成形が見えてきたところだと諏訪部さんは振り返ります。

1回目のワークショップは昨年の5月でした。当初のメンバーは4名。このときは、布ナプキンはまだ商品化されておらず、同じ「ナリワイ」の福井今日子さんの「針仕事部」で試作を作っていただきました。
1回目のワークショップででた反省材料をもとに、作ってみてできたものを使っていただいたり、ネットなどで実際に布ナプキンを買ってみて試行錯誤しながら作りました。

実際に商品化して売り始めたのが7月でした。2回目のワークショップでは、8〜9名の参加者で売れたのは5点ほどでした。その後、全部で6回のワークショップを開催しました。「参加されたお客さまがったお一人のときも開催しました。」と諏訪部さんは話してくれました。

「実は、商品はこの布ナプキン自体ではなく、ワークショップで思いを伝えること自体が商品なのです。物を売ること自体に目的があるのではなく、それを作ることで自分が幸せな気持ちになったり、誰かのためになることが大切なのです。」と諏訪部さんは言います。実は、これこそが月3万円ビジネスのコンセプトなのです。

 仕事に対するポリシー。自分の根底にあるものは何ですか?

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女性に対して、この場に訪れていただいた方が来たときよりも前向きに、その人のありのままの自然の状態になれて、少しでも気楽に前向きになれることです。

「ナリワイ」をしようとおもったきっかけは?

 

一企業人として店の看板を背負い会社の一部の役割を責任持って担うことや数字を意識したやり方も、企業人なら当たり前、目標を達成する上では大事と考えていました。サラリーで生活を立てられていることにも感謝していまいした。しかし、その目標設定にズレを感じ、その場での役割を全うする事に違和感を感じ始めたという諏訪部さん。企業に属すことが安心というより、本当の自分はどこに向かいたいのか自問自答すると、とても息苦しくなっていました。そんな時にタイミングよく開業と月3万円ビジネスとの取り合わせできたと諏訪部さんはいいます。

これから「ナリワイ」をしてみようとする人へのメッセージ

 

月3万ビジネスで生計をたてるのは、実際には難しいことです。例えばサラリーマンのように、会社に属しながらやってみるのはどうでしょう。週2回のお休みを3回にして、それでできた時間で「ナリワイ」をする、つまり自分の好きなことをやることにより元気になれるのです。そして、仲間が集まれることで、一人で煮詰まっているとき、問題点を解決できたり、皆で助け合いながら進むことができるのが何よりです。

インタビューを終えて

 

「ナリワイ」って一体何だろう?「月3万円ビジネス」で何ができるの?と疑問だらけの私が今回、諏訪部さんのお話を伺い、その意味と思いを知りました。きっと自分にできる好きなことで何かを始めたいと思っている女性は沢山いるはず。そんな人たちに、実際に「ナリワイ」を始めてみた方たちの生の声を届け、それを機会に踏み出す一歩となればいいなぁと思っています。(俵谷敦子)


 

諏訪部夕子

布ナプキンの開発、販売
鶴岡市生まれ。40代。
お子さん一人(高校生)
職業:セラピスト(リラクゼーション業)
ルナリズム http://lunarhythm.com
https://www.facebook.com/luna.rhythm


 


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