ナリワイ女性インタビュー第12回目は、2014年に「Aromaリラクゼーションサロン優」を立ち上げた阿部さおりさんにお話を伺いました。
介護(仕事)と子育てに追われる日々
鶴岡市出身のさおりさんは、高校卒業後、仙台の福祉系専門学校に入学。介護福祉士の資格を取得して福祉施設に就職しました。24歳の時に、同じ職場に勤めていた現在の旦那さんと結婚。現在サロンを開いている自宅を伊勢原町に新築しました。
結婚後、出産、産前産後休暇・育児休暇を経てさおりさんは介護の職場に復帰します。
「子どもがいてもフルタイムで働いていたので、私も旦那さんも仕事の時は子どもを預かって貰っていました。」とさおりさん。
出産後は、夜勤のないデイケア部門にいたさおりさんでしたが、長女が2歳になった頃、入所者を介護する仕事に変わり夜勤が入るようになりました。
「私が異動した時、ちょうど旦那さんも病棟に異動になって、二人とも夜勤のある生活になりました。それまでも朝、保育園に連れて行くのが結構大変でバタバタしていたのが、早番、遅番、夜勤をこなすようになり、旦那さんの実家に娘を預けっぱなしというような生活になってしまいました。娘は駄々をこねるわけでもなかったのですが、ずっとこのままでいいのかなという気持ちになっていました。」
仕事への疑問とアロマへの出会い
子育てと、介護をしながら、「年をとっていったら、今介護しているような人たちのようになっていく。一方では自分の子どもをちゃんと育ててあげれていない。このままでは、子どもにとっても自分にとっても良くないじゃないか」そんなことを考えているうちに身体が凝り始めたさおりさんは、マッサージに通い始めます。
この先、介護を続けていこうかどうしようか、かといってやりたいこともない、そんなことを考えていたある日、さおりさんは鶴岡市内のアロマトリートメントサロンでアロマの世界と出会います。その時に、今までにないぐらい身体が軽い感じが忘れられず、すぐアロマコーディネーター資格取得のスクールに通います。
「はじめはアロマって雑貨か何かだと思っていました。でも、スクールに通いだして、アロマに凝縮されている植物のパワーに圧倒されました。どんどんはまっていって、すごく楽しくて。介護の職場で仕事をしていると、ストレスや疲労を抱えているなぁと感じることがあったので、職場の仲間にアロマでリラックスして貰いたいと感じるようになりました」
さおりさんは、介護現場にアロマを活用したいと考え、認知症の方々がいる部屋にアロマを朝・晩と置いたことがありました。その時に「とてもいい!」という人もいましたが、マイナスにとらえてしまう人もいました。さおりさんは「組織の業務の中でアロマの良さを伝えるのは難しい。やるなら一人でやろう。」と決心したと振り返ります。
「自分の仕事で手一杯で、子どものことは旦那さんの実家任せでほとんどみれていない。子どもが沢山いる人でも普通に働いているから自分がおかしいのかなと思うこともありました。共働きで子どもも育てて、そういう社会が当たり前だと思っていました。いい意味でそれを壊してくれたのがアロマでした」
アロマにはまっていくうちに、アロマトリートメントサロンを開きたいと考えるようになったさおりさんは、仕事が休みの日に、ボディケアの勉強のため、仙台のスクールに通いだします。そんな中、さおりさんの母親が倒れ、さおりさんは転機を迎えました。
(後編へ続く)
阿部さおり
鶴岡市出身
30代
ご主人、長女(9歳)、次女1歳の4人暮らし
Aromaリラクゼーションルーム優 経営
https://aroma-yuu.jimdo.com/
営業時間:10時~18時 定休日:日曜日・祝日
住所:山形県鶴岡市大西町
℡: 080-2832-9568
mail:yu.aloma@tea.ocn.ne.jp
ブログ https://ameblo.jp/nagomi-01-happy/
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