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<ナリワイインタビュー>no.28 高橋綾子さん 前編

2015年度、鶴岡ナリワイプロジェクトに参加していた高橋綾子さんは、ナリワイ参加前の2012年から、自宅がある鶴岡市加茂で整体院を開いています。本業としてのカイロプラクティック、そしてそれとは異なるナリワイづくり。本業と、ナリワイとのギャップの中で、どのようなことを感じ、考えていたか、プロジェクト参加から1年以上が経過したタイミングで振り返って頂きました。

カイロプラクティックとの出会い

鶴岡市出身の綾子さんは、鶴岡市内の高校を卒業後、地元、湯野浜温泉の旅館に就職し、会計係を担当します。

「3人兄弟の長女なので、両親が地元での就職を望んでいて、実家の近くに就職しました。自分にはじっと黙って作業しているような事務仕事が向いていると思っていたのですが、いざ働き出してみると、椅子に座りっぱなしでの仕事はとても苦痛でした。かといって、お客様の前でお話しするような仲居の仕事も得意ではなかったので、3年勤めて退職しました」

ayako2▲ずっと椅子に座っているのは嫌だったと綾子さん

次は、事務でない仕事に就きたいと考えた綾子さんは、三川町のジャスコで働き出します。おもちゃ売り場や靴売り場で、レジや接客の仕事をしていた綾子さんは、じっとしている事務の仕事より、動き回って働く仕事に充実感を感じていました。しかし、勤め始めて2年半ほど経った頃、綾子さんは、腰を痛めてしまいます。

「靴売り場で、重いダンボールを持った瞬間に腰から変な音がしました。それから2〜3週間歩けないぐらい痛くて、この仕事をしていたらどんどん腰が悪くなるのではと不安になりました。忙しすぎて、心も鬱々としていたので、環境を変えたいと考えていました」

そんな時、綾子さんはカイロプラクティックのチラシと出会います。家族も腰や膝を痛めていたため、ちょっと話を聞いてみようと、カイロプラクティックの説明会に参加した綾子さんは、説明会で背骨が歪んで出てくる痛みの症状が家族に当てはまることに気づき、背骨を直せば、腰痛や体の痛みがなくなるのではないかと思いました。

整体院の開業と運営

その説明会をきっかけに、カイロプラクティックを学び出した綾子さんは、民間資格を取得。既に整体院を開業されている方の元で勉強した後、2012年1月、あいらくグループ設楽整体院の加茂出張所として整体院を開業、運営を始めます。

実家の敷地内にあった建物を利用し、開業した整体院ですが、最初は集客に苦労したと綾子さんは振り返ります。

「大きな広告が打てるわけでもなく、個人事業主で、親会社からお客さんを紹介されるというような状態でもない為、開業してしばらくはお客さんに来てもらうのが大変でした。一番最初のお客様は父が紹介してくれた取引先の方でした。チラシなどで来て下さる方も多いですが、紹介で来られる方がほとんどです。今は、自分でチラシを手書きしたりしていますよ」

と綾子さん。お客さんの体がどんどん良くなっていくのを見ることや、体のことを勉強すること、研修などで色んな場所に行くことが出来るのも楽しく、カイロプラクティックの仕事はとても合っていたと言います。

お客さんに何度か施術に来て貰っても体が良くならない時にはどうしたら良いか悩んだ時には、あいらくグループに所属しているため、院長や他の方に相談でき、グループの方々と一緒にイベントにブース出展をしたりすることもあるそうです。

「ナリワイで一緒だった方から、湯野浜温泉の龍の湯さんを教えて頂き、リラクゼーションルームでの施術も20157月から始めています。土日、いつでもいるわけでもないのですが、のぞいて見て下さい」と綾子さん。自身の整体院の他に、活躍の場を広げられています。
後編に続く


高橋綾子さん 30代 5人暮らし
カイロプラクティックむらかみ加茂出張所
https://www.facebook.com/ayakodano/


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